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淡路島のキャンプ場で出会ったドイツ人から学ぶこと

更新日:2018/03/18ライフプランのこと

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四国旅行 1日目

四国旅行 2日目その①

四国旅行 2日目その②

 

2日目の夜、夕食を楽しみ薄暗くなってきた頃、予約なしで1台の年季の入ったワゴン車がやってきました。

しかも初心者マークが付いていて、「成田」で「わ」ナンバーです。

「こんな時間に…?怪しい…めっちゃ気になる…」

 

しかもこんなに空いているのに、何故か私たちの隣のサイトへ入ってくるではないですか。

どんな人だろう??

と思って見てみると、、、

 

ヨーロッパ系の方でした。

運転席から男性が降りてきたので「Hi」と一言挨拶。

 

彼らは外に何か設営するわけでもなく、そのまま車の中でインスタントラーメンを作って食べているようでした。

 

外でくつろげるくらい天気が良く暖かければお隣のヨーロッパ系の方とお話したかったですが、さすがにまだ夜は寒いし焚火も片付けてしまったので、この日は大人しく車の中で過ごしました。

 

それにしても気になる。

 

私はヨーロッパのバカンスという慣習にとても興味があります。

ヨーロッパでは通常の休暇とは別に、有給休暇が(多い国だと)年間なんと30日間も取得できます。

しかもその消化率は70~80%と、ほとんどの人が有給を使い切っています。

 

きっとお隣さんもバカンスを使って日本に来たんだろうと、色々な妄想を膨らませていました。

わざわざ車をノックしてインタビューするのも変だけど、知りたい。

明日チャンスがあったら絶対話しかけよう、と心に決めていました。

ちなみに私、英語はほとんど話せません。ただただ、知りたいという好奇心の方が上回っているだけです。

 

翌朝。予報通り朝から小雨です。

私たちもお隣も車中で時間を過ごしています。

「あぁ残念だなぁ。天気がよかったらもっとチャンスがあったのに」

としょんぼりしながら、顔を洗うためお手洗いに向かいました。

 

入り口の扉をガラッとあけると。

なんとそこにはお隣さんのパートナーらしき女性が!

しかも生後8ヶ月くらいの男の子を連れています。

見事に引き寄せました。

すかさず「Good morning! 」から会話を始めてみました。

 

そして私の知る限りの英語を駆使し得た情報がこちら

・ドイツから来た

・成田に到着し、レンタカーを借りて日本をドライブしながら回っている

・日本は今回が初めて

・日本は良い感じ(←ざっくりとしか分かりませんでした)

・20日間日本を旅する予定

・今日は徳島へ渦潮を見に行く

 

だそうです。

私が知りたかったのは「何日間」日本を旅するのかというところだったので、ひとまず目的は果たしました。ただこういう時、もっと英語が話せたらと心から思います。でも、話してみないと話せるように絶対なりません。「出川英語」でもいいから、とにかく何か声をかけてみよう、という思いです。

(出川英語を知ってる方も知らない方も、この記事は一読の価値ありです。

出川哲朗の英語はなぜ伝わる? 」)

 

なぜ私が日数が最も気になったかというと、これまで私もいくつかの国に行きましたが、いつも思うことが「もっと長く居て、色々な場所を回りたい」という事です。

私たちはほとんどの場合、海外旅行というと1週間くらいで計画を立てますが、実際のところ飛行機での移動・乗り継ぎ時間が多く、現地でゆっくりできるのが4~5日くらいだったりします。時差ボケが直ったころに帰国、なんてこともあったりしますよね。

使える時間が非常に少ないので、「この日はここへ行って、これを見て、これを食べて…」とまるで仕事のように密なスケジュールを組んでしまい、休暇のはずだったのに逆に疲れた、と本末転倒にさえなりかねません。

「ヨーロッパの人たちは、この長いお休み・バカンスを使って海外を家族で旅する」

というどこかで聞いた・知っているだけの話だったので、この目で確かめたかったんです。

 

それにしても、

「1歳にも満たない子供を連れて、異国の地を20日かけて車で旅をする」

これ、結構すごいことだと思います。

少なくとも私の周りにはこんなことした日本人はいません。

でもおそらく彼らにとっては珍しいことではないと思います。

 

子供が小さいと、飛行機移動も食事も何かと心配事が絶えません。でも、少し大きくなったら、家族のスケジュールを合わせるのが大変になってきます。もっと大きくなると、子供がついて来たがらなくなるし、教育費が莫大になっています。そして手が離れるのを待っている間に自分もいい歳になっていて、長時間のフライトが苦痛になっています。

結局いつになっても、「海外に行けない理由」はなくならないんですね。

「なぜできないのか」という理由を言い出したら、786個くらい出てくるので、本当にやりたければ「どうしたらできるか」を考えた方が圧倒的に近道できます。

 

言い訳しなければなんでもできる。

 

これが、この旅の途中でたった一瞬人生の時間を共有しただけの、見知らぬドイツ人家族から学んだことです。

 

それから。

ちゃんと英語の勉強しよう。。。